Copyright(c)
2007-2017 Edge Records
/Beatniks Inc. All rights reserved.

『ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCDぎゃーーーっ!』
七宮 伊織(CV:今野 宏美)プレストーリー
「巫女さんに訪れた『春』」
「はぁ、はぁ……結構ここの石段、キツいよな……はぁ」

それでもここを登るのは、この先に会いたい女の子がいるから。
俺の会いたいその子の名前は七宮 伊織。
この坂の上にある、七宮神社の巫女さんだ。

「何といっても“巫女”ってところがそそるよな、うん」

まだ、そんなに話したことはないけど、とても真面目で清楚な印象だ。
それがより、巫女っぽさを強めている。まさに「巫女中の巫女」って感じだ。
たまたま、ふらっと神社に散歩に来た時、伊織がそこにいて。
「ずっと前から、アナタを見ていました」って言われた時は、かなりドキッとしたよな。
そんな伊織とおしゃべりしたくて、最近は毎日、このハードな石段を駆け登っているワケだ。

「はぁ、はぁ、あとちょっと……ぜぇ、はぁ……あっ」

境内につくと、そこには伊織がいた。
いつもの巫女装束に、手にした竹箒が実にマッチしている。
掃き掃除をしていた彼女は、すぐに俺に気づいて振り向いた。

「あっ……こんにちは。今日も来てくれたんですね」
「うん。伊織に会いたくて……さ。でも今、掃除中なんだよね」
「いいんです、後でやりますから。それよりこちらへどうぞ」

境内の横の縁側に俺を連れていってくれた伊織は、冷たい麦茶と煎餅を持ってきてくれた。
それを二人で食べながら、俺はタイミングを伺っていた。
今日はどうしても、伊織に言いたいことがあって来たんだから。

「あの……麦茶のおかわり、いかがですか?」
「ううん、もういいよ。それより伊織……、次の日曜日、ヒマ?」
「日曜は……あっ、その日は『三古の儀』が……」
「それって、大事な行事なの?」
「はい、年に一度の祈祷の儀式なんです。この神社に奉られている古神様に祈りを捧げるんですよ」
「そっか……じゃあデートの誘いは、また今度に……えっ?」

七宮 伊織プレストーリー ギュッと、服の裾が握られていた。
大きな瞳を潤ませて、伊織がこっちを見つめている。

「あの、その……ぎ、儀式は、祖母にお願いして、おきますから……」
「でもやっぱり、大切な行事なら……」
「いいんです。今の私にとって、一番大切なのは……」
「……うぅっ」

可愛い、何だかすっごく可愛い!
一途な感じが、すごくいい。

「ありがとう、伊織! 楽しいデートにしようぜ」
「っ!!」
「いっ、伊織っ!?」

喜びのあまり、ギュッと伊織の手を握った瞬間、彼女の顔色が変わった。
最初は真っ赤に、そしてすぐ真っ青に、最後には血の気を失って真っ白に。
大丈夫か伊織、白目を剥いてないか?

「伊織、伊織っ!」
「はぅぅ……だ、大丈夫……です。私、男の人に手を握られたの、初めてなんです。それで、ビックリしちゃって……」
「そう、なんだ……あはは……」

本当にウブなんだな、伊織は。
その伊織は何とか意識を取り戻すと、空に向かって手を合わせていた。

「ああ、ついに初デート……神様、ありがとうございます……あっ、でももう私には、神に感謝する資格なんてないのに……」
「ところで伊織、デートなんだけど、映画でいいかな?」
「もう心の汚れてしまった私が、神に祝福してもらえるはずないんだわ。信仰を棄てたって言うのに、なんとおこがましい」

……ん? さっきから何をブツブツ言っているんだろう?

「えーと……伊織?」
「あの、あの……日曜日、楽しみにしています……よろしくお願いします」
「う、うん。じゃあ映画は……ん?」

プルルルル、プルルルルッ!

「ちょっと待ってね、伊織……はい、もしもし……えっ、今すぐ屋敷に来いって? 今、ちょっと忙しくてさ……うん、はいはい、わかったよ……まったく」
「あの……どうかなされましたか?」
「いや、ちょっとね……友達から電話でさ、すぐ来てほしいって。ゴメンね」
「そう、ですか……」
「それじゃ日曜日、駅前に10時で。じゃあまたね」
「はい……楽しみにしてます」

「はぁ。もっとお話していたかったけど、用事があるのなら仕方ないわ」
「でも、ついにデートに誘われてしまった……こんなに幸せでいいのかしら、私」
「……ううん、神への信仰と引き変えに手に入れた幸せですもの。ずっと続いてほしい……ずっと、ずっと……」
「でも、さっきの電話……何だか女性の声だったような……彼、女の子の友達は多いみたいだから」
「ううん、大丈夫。ちゃんと言ってくれたじゃない。私だけを好きだって、言ってくれたもの……」
「でももし、もしもだけど……彼が汚れていたら……ううん、そんなことはないと思うけど、万が一にもそんなことがあったら……」
「彼を汚した者を、私は絶対に許さない……もちろん私を裏切った彼も、許せない」
「大切な信仰と引き換えに手に入れた、私の最高の幸せ……それを奪う者は、絶対許さない……」 七宮 伊織プレストーリー
★ 続きは6月25日発売のCD本編を聴いてね♪
ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCDぎゃーーーっ!
【タイトル】ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCDぎゃーーーっ!
【発売日】2008年6月25日
【税込価格】2,000円
【品番】BNEG-1006
【販売元】株式会社ビートニクス
【キャスト】水橋 かおり(綾小路 咲夜役)/今野 宏美(七宮 伊織役)
      金田 朋子(ナナ役)/あおきさやか(ノノ役)
      広橋 涼(小鳥遊 夢見役)
【イラスト】犬洞あん/水鏡まみず
【シナリオ】assault
Beatniks-Shopで買う

ヤンデレCD Re:birth