『ヤンデレ惨』第2.5話「覚醒のユーミア」ver1.1 -Chapter.4- « ヤンデレ惨 制作ブログ

『ヤンデレ惨』第2.5話「覚醒のユーミア」ver1.1 -Chapter.4-
2010/06/24(木) – ミニストーリーver.1.1

どうも、スロットで『めぞん一刻』打ったら原作を読み返したくなって本棚の奥から文庫版を引っ張り出したオオシマPです。
やっぱりすごく面白いなあ、つーか五代くんがあんなにモテてた理由が今もってまったく理解できない……。

『ヤンデレ惨』第2.5話「覚醒のユーミア」ver1.1、本日で最終回です!
ヤンデレとはまったく関係のないトンデモ設定が乱れ飛ぶバトルストーリーになってしまいましたね。さすがに説明しないと怒られそうなので、明日の更新は解説編にあてたいと思います。

感想などあれば送ってください。
コメントの送り先:yandere3_netabare@edge-records.jp
件名:『ヤンデレ惨』コメント
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さて、最終回の前に今日のお便りいってみましょう。
「ベリリウムの手下」さんからいただきました、前にもお便り送っていただきましたね、ありがとうございます。

ヤンデレ惨を買える財力(笑)がないため
友人に聴かせてもらいました。
いやー、いろいろとすごかったです。
亜梨主の展開は予想できなかったですw
(ネタバレのため言わないでおきます
「ヤンデレってすげぇなー」って口から出てしまいました(汗
ちなみに、巴きゅんの所為でショタに萌えそうになる自分がいます(爆

ヤンデレCDを聞いて思ったことを一つ。

自分をここまで愛してくれる女性がいない(涙

綾瀬みたく自分のことを思ってくれる女性がいてほしい
ユーミアみたく一途に思ってくれるが女性がいてほしい

・・・切実すぎる。
とりあえず、ヤンデレ4に期待しますw(早い

ちなみに、ベリリウムは金属の一種です。人体には毒です(!)
自分はたまに毒のある言葉を言ってしまうので(笑)
こんなあだ名をつけられました。(友人に)

『ヤンデレ惨』を聴いていただきましてありがとうございます。
お金に余裕があるときでいいので、出来れば買ってくださるとなお嬉しい。購入報告待ってますよ!
「自分をここまで愛してくれる女性がいない」とのことですが、大丈夫、オオシマPにもそんな人いません。
あ、うそうそ、いるいる、幻想郷で巫女やってるわ。
遠距離恋愛ってやつですかね、ははは(← 巴ばりの妄想力)

それではお待たせしました、「覚醒のユーミア」ver1.1、最終回の始まりです!

油断したユーミアを姉仕込みの技で仕留めたかに見えた巴。
だが、戦闘用アンドロイド究極の完成型ユーミアには、その切り札さえも通用しなかった!
拘束封印を参号まで解除し、傷ついた巴を追い詰めるユーミア。
このまま巴は為す術もなく殺られてしまうのか?
ユーミアvs巴、いま、決着の刻を迎える――!

ヤンデレ惨』第2.5話「覚醒のユーミア」ver1.1

-Chapter.4-

「きゃあぁぁーーーっ!」

鈍い音と共に、巴の両手の指先が数本折れ曲がった。
右手の人差し指と中指、左手は親指と中指、それに薬指が自力では曲げられない方向に折れてしまっている。

「くっ、いやあぁっ……!」

あまりの激痛に、巴は膝から崩れ落ちた。

「少しそこでお待ちになってください巴さん。右腕をスペアと交換しますので」

「な……に……!?」

床に倒れ伏す巴を尻目に、ユーミアはキッチンの奥へと姿を消した。
見えない場所から、ユーミアは世間話でもするかのように巴に語りかける。

「しかし“阿鎖玖羅”に生き残りがいたとは驚きです。まったく、糸を見るまでは認識出来ませんでした。朝倉なんてそんなに珍しい名前ではないですから。
でもユーミアのメモリーによれば、彼らは十三年前、綾小路の第六次“A7”起動実験によって壊滅したはずです」

「もっとも、綾小路家がさんざん苦労して完成にこぎ着けた“A7”三機も台無しにされてしまったようですけど」

「な……に……、いったい、なに……を……いって……、きゃああぁぁぁ!」

巴の前に戻ってきたユーミアは、無残にも折れた巴の左手の指を鋼鉄の足で踏みにじる。冷たい光沢を放つレッグアーマーに潰された巴の指先は、さながらぐしゃぐしゃの真っ赤なマーマレードと化していた。
巴が激痛に耐えつつユーミアを見上げると、彼女は切り飛ばされた右腕を何事も無かったかのようにスペアと交換し、さらには使途不明の、二対からなる巨大な兵装を身にまとっていた。

「その指では、もう満足に糸の操作は出来ないでしょう。
でもおかしいわ、“阿鎖玖羅”が真に恐れられる由縁は、斬妖線などではありません。
俗称通りのもっと直接的な戦闘手段があるはずですよ。
……それとも、どこかに隠してあるのかしら?」

「ふ、あはは……、さあ、どう……かな……、お姉ちゃんと……違って……、
ボクには……そっち方面の才能が……ぜんぜん、なかった……からさ……」

ユーミアのゆったりとしたスカートの中から、機械仕掛けの昆虫の足の如きサブアームが出現した。
それは巴の首を締め上げ、ユーミアの顔と同じ高さまで巴を持ち上げる。
巴の表情が、さらに苦痛に歪んだ。

「消去する前に質問します。マスターに貼り付いていた虫けらは貴女一匹ですか? それとも他に協力者がいるのですか?
例えば……、貴女以外の“阿鎖玖羅”の残党とか?」

「ふふっ……、先輩に……貼り付い……てる、虫けらなら、くぅっ、はあっはぁ……、
他に……、一匹知ってるよ……」

巴は燃えるような両手の激痛に耐えながら、しかもいまや自分の生殺与奪を握っているユーミアを相手に、不適に答えた。

「答えなさい、それは誰ですか、どこにいるのです」

「うふふっ、もちろん……、お前のこと……だよ……、
先輩に……、エルシオンにまとわりつく、邪神の手先めえぇぇぇ……!」

顔中を苦痛にゆがめながら、ユーミアに殺意の籠もった視線を浴びせ、巴は言い放った。

「わかりました……。
もう結構です、望み通り死んでくださいな」

そう言ってユーミアは、左手一本で軽々と、二対からなる巨大な兵装の片方の、おそらく砲口であろう部位を巴の胸に向けた。

その瞬間、巴は絶叫した。
しかしそれは、断末魔ではなかった!

「お前がああぁぁっっっ! 死ぃいねえええぇぇぇーーーーっっっ!!!!」

巴は右手の指の重傷にも関わらず、折れた指で思い切り何かを引っ張った。
まだ、巴の指は、糸は、生きていたのだ。

そして、最初に巴がユーミアに攻撃を受けた場所、そこに落としていた巴のバッグを突き破り、その中から弾丸のごとく何かが飛び出してきた。
“それ”は恐るべき速度で、ユーミアの背後へ一直線に迫る――

“それ”は小さな人形のように見えた。
そして、両手で刀身が奇妙に曲がった、赤く輝く剣を携えている。

が、“それ”が持つ刃がユーミアの背中を貫くまさに寸前、ユーミアの右腕が瞬時に半回転し、その手に持った巨大な兵装が火を吹いた。
凝縮された赤く細い光がユーミアの背後に迫る人形に触れた瞬間、それは一気に燃え上がり消し炭と化す。
ユーミアは後ろを振り返ることなく、背後からの刺客を戦術高エネルギーレーザーによって破壊したのだ。

同時に、ユーミアの左手の兵装が巴の胸を撃ち貫いた。

「がはぁあぁぁっ!」

巴は口から、溢れんばかりの大量の鮮血を吐き出す。
その胸は、兵装の砲口から射出された巨大な金属製の杭によって貫かれていた。
巴の小さな体を考えれば、臓器の殆どは潰されているに違いない。

「ロケットランチャーみたく見えますけど、まあ実際にその通りなんですけど、パイルバンカーも撃ち出せるんです。
まさか室内で砲撃に及ぶわけにもいきませんので」

ユーミアは薄く笑いながら、巴に話しかけた。

「でも、巴さんも人が悪いですね。やっぱり隠してたんじゃないですか。
思ったよりもずっとちっぽけなオモチャだったから、才能がなかった、というのは本当かもしれませんね」

「あ、あぁ……、エ、エルシ、オ……ン、い……、いた……い、よ……、たすけ……て……」

「……弾け飛べ」

ユーミアがそう言うと、巴は粉々になって吹き飛んだ。
パイルバンカーに仕込まれた爆薬が、操者の意志に従いその使命を果たしたのだ。

「ユーミアのマスターを、わけのわからない名前で呼ばないでください……、汚らわしい有機体が。
さて、とりあえずはお掃除が大変そうですね……」

ため息をついてから、ユーミアは部屋の掃除に取りかかった。
ついさっきまで巴を構成していた残骸を無造作に片付けながら、ユーミアは考える。

これで当面の邪魔者は排除できたはずだ……が、朝倉 巴は“阿鎖玖羅”の一族だった。ならば、その背後に誰もいないなどということがあるだろうか……?

ユーミアは思考を進める。

そもそもメモリーに記録されている“阿鎖玖羅”の恐ろしさとは、こんな程度ではないはず。
阿鎖玖羅家をはじめとする七つの家系、すなわち“七罪”(ななつみ)は、裏社会で鳴り響いた明治以前より続く暗殺、戦闘、破壊工作の専門集団だ。
綾小路家はもちろんのこと、その上位に存在する“九曜”、そして“三神”の十二宗家ですら、表沙汰に出来ない処理を彼らに要請したことは数多い。

ただの人形遣いどもならばどうとでも処理できるが、仮に“ドールマスター”の称号を持つ化物と相対することにでもなれば、気は進まないが七号まである全拘束封印を解放し、戦闘モード“レベルS”で対処することになるかもしれない。

(ふぅ……、市街地のみっつやよっつは軽く吹き飛んでしまいそうね……)

ユーミアは、朝倉 巴の家族構成を確認する。
姉の「朝倉 奏」と二人暮らし……、姉が夕方に学校から帰宅後、両親が遺した店を深夜まで営業しているらしい。
その店の名は、「Antique Doll ASAKURA」。

(アンティークドール……か……)

ユーミアは先ほどの戦闘の際、巴が言った言葉を再生した。

「お姉ちゃんと……違って……、ボクには……そっち方面の才能が……
ぜんぜん、なかった……からさ……」

この言葉から推察されるのは、巴の姉には少なくとも“阿鎖玖羅”の人形遣いとして、巴以上の実力があるということだ。
もっとも、巴の人形遣いとしての能力は取るに足らないレベルだった。
正直言って、現状で巴の姉の戦力を推し計るのは困難と言わざるを得ない。

こちらから先に仕掛けるか……? いや……。
最悪の事態として朝倉 奏が“ドールマスター”であるか、もしくはそれに準ずる戦闘能力を持っていると仮定した場合、いくら“A9”たる自分でも迂闊に仕掛けるのはあまりに危険すぎる上に、これから敵地に出向いたとして、このアパートまで戦禍が及んでしまうことは充分あり得ることだ。

(はぁ、やれやれですね……、藪をつついて蛇に出て来られるのは可能な限り避けたいところです)

―― end ――

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